棠山の百人一首
ら

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八重むくらしげれる宿のさびしきに
ひとこそ見えねあきはきにけり
47
かぜをいたみ岩うつ波のおのれのみ
くだけてものをおもふころかな
48
あはれともいふべきひとはおもほえて
身のいたずらになりぬべきかな
45
ゆらのとをわたる舟人かぢをたえ
行方もしらぬこひのみちかな
46
あふことのたえてしなくばながながに
人をも身をもうらみさらまし
44
あひみてののちのこころにくらぶれば
むかしはものを思はざりけり
43
43
人はいざ心もしらずふるさとは
花ぞむかしの香ににほひける
35
なつのよはまだよひながら明けぬるを
くものいずこにつきやどるらん
36
ひさかたの 光のどけき はるの日に
しづこころなく 花のちるらむ
33
たれをかもしる人にせん高砂の
松もむかしのともならなくに
34
白露に風のふきしく秋ののは
つらぬきとめぬ玉ぞ散りける
37
わすらるゝ身をばおもはずちかひてし
人のいのちのおしくもあるかな
38
みかき守衛士のたく火の夜はもえ
ひるは消えつゝものをこそおもへ
49
君がためおしからざりしいのちさえ
ながくもかなとおもひけるかな
50
あさちふの小野のしのはらしのぶれど
あまりてなどかひとの恋しき
39
しのぶれど色にでにけりわが恋は
ものやおもふと人のとふまで
40
42
41
恋すてふわが名はまだき立ちにけり
人しれずこそおもひそめしか
ちぎりきなかたみに袖をしぼりつゝ
末の松山波こさしとは
かくとだにえやはいぶきのさしもぐさ
さしも知らじなもゆるおもひを
51
あけぬれば暮るるものとはしりながら
なほうらめしき朝ぼらけかな
52
54
わすれじの行末まではかたけれど
今日をかぎりのいのちともがな
あらざらむこの世のほかのおもひでに
いまひとたびのあふこともかな
56
55
たきの音はたえてひさしくりぬれど
名こそながれてなほきこえけれ
53
なげきつつひとりぬる夜の明くるまは
いかに久しきものとかはしる

今年も12点で終わりです。
平成21年よりは、次のページ
になります。
 ぼつぼつ見て下さい。